産科診療

妊婦健診について

当院では分娩は取り扱っていませんが、セミオープンシステムでの妊婦健診や、里帰りまでの妊婦健診を行っております。セミオープンシステムとは妊婦健診は近くの診療所で受け、妊娠34週から36週ころに出産施設で妊婦健診・分娩をするシステムです。妊娠34週ごろ(出産施設や妊娠経過により異なります)まで妊婦健診を行い、分娩はセミオープンシステムを利用し、ご希望の総合病院に紹介します。詳しくは、わかやまお産ネットワークのホームページをご覧ください。


妊婦健診の流れ

下記のようなスケジュールでおこなっています。必ず受診しましょう。

8~10週

出産予定日を決め、妊娠初期検査として子宮頸がん検査・血液検査(血液型・感染症・貧血・血糖・風疹抗体・HIV抗体)をします


12~24週

4週おきに妊婦健診があります。セミオープンシステムの場合は、出産施設で2回目の妊婦健診をうけます。


24週

妊婦健診・血液検査(血糖・貧血・HTLV-1抗体)・帯下検査(クラミジア検査)があります。


24週~30週

2週おきに妊婦健診があります。


30週

妊婦健診・血液検査(貧血)があります。


32週

当院での最終の妊婦健診です。出産施設への紹介状を発行します。

妊婦健診の項目:腹囲・子宮底・体重血圧測定、尿検査、腹部超音波検査、内診、経膣超音波検査
(妊娠12週までは腹部超音波検査はありません。)
自治体で発行される受診票(控除券)が全て使用できる健診は無料ですが、一部使用する健診は3360円の自己負担金が発生します。

人工妊娠中絶手術

いろいろな理由により今回妊娠を継続できない方のために、母体保護法により妊娠中絶を選択することができます。当クリニックでは妊娠10週までの妊娠初期の手術をおこなっております。手術法に関しては、従来の搔爬法または手動真空吸引法を選んでいただくことが可能です。